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    【フォーガットン】(2004年)

    『飛行機事故で亡くした息子の遺品や記録が次々と無くなっていくサスペンス』ということで、イマイチよく解らないけど一応観てみました。
    公開当時、結構な宣伝をされていたそうですが、私は覚えがありません・・・。


    ◆フォーガットン(The Forgotten)2004年 監督:ジョセフ・ルーベン
    11人の死者を出した飛行機事故で9歳の息子を亡くしたテリー(ジュリアン・ムーア)。それから14ヶ月経っても立ち直れず、息子の思い出に浸るだけの毎日を送っていた。ある日、テリーは夫と息子と3人で撮った写真から息子だけ消えているのを見つけ困惑する。異変はさらに続き、アルバムやビデオからも息子の姿は消えていく。動揺するテリーに精神科医は「息子など最初から居なかった」と告げるのだった。納得できないテリーは、息子の存在を証明しようと躍起になるが・・・

    「息子など最初から居なかった」という部分がオチになるというのがありがちだと思いますが、ここではそれが始めにくるというちょっと変わったお話でした。
    夫や精神科医の話や、隣人の話などを聞いていると、テリーが病んでいるのか、周りが嘘をついているのか、いったいなんだろう・・と結構引き込まれましたね。そういう意味では驚愕の展開が強烈でした。
    予備知識が 『息子の遺品が次々と無くなっていくサスペンス』という意味の判らないものしか無かった私は、その展開、結末に「なんだそりゃ??」と笑った程度でしたが、観る前に宣伝文句などを見聞きしていた方々の怒りは相当だったらしいです(笑)

    主演は、突然息子を亡くした悲しみから抜け出せない母親を演じたジュリアン・ムーア。
    彼女は美人だし、決して地味な感じでもないんだけど、何故か幸の薄そうなイメージがあるんですよね。
    なのでこの役はピッタリだと思ったし、鬼気迫る演技がとても素晴らしかったです。

    精神科医のゲイリー・シニーズは、個人的にはちょっと意外な感じがしました。
    個人的に、なぜか彼には"冷たい"とか"イヤミ"とかいうイメージがこびり付いてるんですよね・・。そういう顔ってだけかな?(失礼)
    そんな彼がちょっと優しげなお医者さんという役っていうのが意外と良かったです。

    ストーリーは結局よく解らない部分もあって「納得!」という感じではないんですが、短めだし、期待し過ぎなければそれなりに楽しめるかもしれませんよ^^
    何度かある"よく出来た衝撃シーン"も見ものだと思いますし。







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