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- 2023.12.07 Thursday
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自分の発明を盗用されたとして巨大企業に対し訴訟を起こし、長期に渡る戦いに挑んでいく男の姿を描いた、実話を元にしたヒューマン・ドラマです。こういう大企業に個人がツブされるような話は、いつ聞いても胸クソ悪い(スミマセン)ですね・・・。 ◆幸せのきずな(Flash Of Genius)2008年 監督:マーク・エイブラハム
あまり深く考えず、かなり浅はかな考え方で観てたのかもしれませんが、どうしても共感してしまうのは教授の家族なんですよね。話の中でも彼も周囲から何度も言われるように、現実的に考えた方がよくない?ってな感じに。 世界有数の巨大企業による特許侵害。そりゃーやられたら悔しいでしょう。でも相手は巨大企業で、簡単に勝てる相手ではないというわけです。膨大な費用と時間がかかるし、彼には妻と6人の子どもが居て・・。執念深く正義を追求したい気持ちも解りますが、難しい選択ですよ? 巨大企業に挑むという話から「エリン・ブロコヴィッチ」を連想しますが、同情を得やすかったあのケースと比べると、こちらは教授個人の利益だけですから共感も得にくいでしょうし、結果、彼は被害者なのに、独りよがりの偏屈オヤジにばかり見えてきちゃうんですよね。(そんな見方をする私が偏屈なのか・・) 彼の信念としては、勿論自分の名誉などもあるでしょうけど、子どもに見せられる姿勢として戦う方向に拘ったようですが、家族の目で見ればこれには困っちゃいますよ・・。まぁ、そう簡単なことじゃないでしょうけどね。とは言っても、子どもたちの支えには感動したし、父親よりも大人なんじゃないかという感じの長男の振る舞いも素晴らしいし、家族の絆を感じるなかなかステキなお話ではありました。 主演のグレッグ・キニアは、(何を観たんだか)こういう役ではキンキンうるさいばかりのようなイメージがあったんですが、ここではそんなんじゃなかったです。少しマイケル・ダグラスに見えるところもあって、ちょっと素敵に見えました。彼の友人役で、童顔が素敵なダーモット・マローニーも地味な役でしたが良かったです。この人も気になる俳優さんなんですが、私はいつになっても彼の名前が覚えられない・・・。 何はともあれこの安っぽい邦題が一番残念かな。 |