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- 2023.12.07 Thursday
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美しいCG映像にため息・・ ◆ タイムマシン(The Time Machine)2002年 監督:サイモン・ウェルズ
あんまり人気のある作品ではありませんが、実は私はこの映画、公開当時劇場で観て以来結構好きで何度も観てるんです。最後までちゃんと観ることは、まずありませんが(笑) H.G.ウェルズの同名SF小説の再映像化作品(一度目は1959年)。監督は原作者の曾孫だそうです。私は原作も読んでなければ、1959年版の映画も観ていません。 タイムマシンと言ったら勉強机の引き出し・・・いや、せめてデロリアンくらいは言った方がマシかな?ま、そんな程度の興味の無さだし、SF映画を喜んで見に行くタイプじゃないんですが、予告編で見た美しい映像に魅かれたというのと、「タイムマシンで行った先はなんと80万年後」という宣伝文句もなんか面白かったし、あとはもちろんガイ・ピアース目当てで観に行きました。 とりあえず話の始めは1890年代のニューヨークです。クラシカルな雰囲気と街並み、小物なんかがいいですよねー。ガイ・ピアースもよく溶け込んでます^^ 計算に没頭していてデートの約束を忘れたり、新しい機械(自動車)に興味津々で目を輝かせたり・・・という、ちょっとユーモラスでカワイイとも思えるキャラもいいですよ。そして、婚約者を亡くしたショックから家に閉じこもって研究を重ね、完成させたタイムマシン。これも1890年代の家具、装飾の中に溶け込むような素敵なデザインなんですよねー。キーなのか使う度にいちいち差し込むレバーの先にはクリスタルでしょうか?キラリと光る装飾が付けられたりしてなかなかオシャレ。 そのタイムマシンで過去へ遡るも思う様に成果が上がらず、納得のいく理由を探しに今度は未来へ旅立ちます。その時間の経過を表すCGシーンが凄く魅力的なんですよね。そう、タイムマシンに乗ってる彼から、時間が過ぎて行く周りの様子が見えるわけです。ショーウィンドウの中のマネキンや、伸びる植物など、見入ってしまいます。で、彼が立ち寄ったのは、2030年。図書館へ向い、その時代の最新の技術と思われるフォトニックの案内係に話を聞きます。この『地球上のあらゆるデータベースに接続して引き出してくれる』フォトニックにもワクワクしちゃいましたが、2030年頃ならこんな感じのものがホントにあるかもしれないですね。機械のくせに結構人間くさい反応をしたりするのが面白いんですが、実際に出来てもそれはないでしょうね。 そしてその先の時代へ進もうとしたある時点である事故のようなものが起き、彼は気を失ったまま、どんどん時間が過ぎて行ってしまいます。その時間の経過CGも素晴らしく見応えがあって大好きです。で、彼が目を覚ました時には80万年先へ来ていたというわけです。 80万年って、想像もできないような未来。さすがに人々の暮らしも言語も現在とは全く違うということになっています。その景色と、それが映し出された時の音楽がいいですよね。これもまたワクワクしちゃいます。ここで出会ったサマンサ・マンバ姉弟も良かったんですが、残念ながら彼らの村の事情が判った辺りから、どうしても興味が削がれて行くんですよ・・・。この頭から半分くらいまではとても気に入ってるんですけどね。だからDVDで「観たいところまで観る」という楽しみ方をしている作品です。 |