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- 2023.12.07 Thursday
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スリリングなサスペンスにドキドキ ◆消されたヘッドライン(State Of Play)2009年 監督:ケヴィン・マクドナルド
イギリスBBC製作のTVシリーズ「ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜」の劇場版リメイク作品です。舞台をアメリカに置き換え、一見関連のない2つの事件を繋げるアメリカの国家的陰謀を嗅ぎ取った記者が真相を追う姿を描いたサスペンスとなっています。 そういえば私、ラッセル・クロウの映画を観たのはこれでまだ2つ目でした。結構なヒット作に色々出てらっしゃるんですけどね。それくらい彼には興味が無いってことかしら。理由は・・・ま、そういうことです。 今回は内容が普通に面白そうなサスペンスってことで観てみたんですが、彼の姿を観た瞬間に思わずため息をついてしまいました。「全然観たくねー・・」と。(笑)もちろん、彼がとても巧い俳優さんだということは「L.A.コンフィデンシャル」だけで充分判ってるんですけどね。 ここではベテランの敏腕記者という役。貫禄は充分。顔つきのせいか随分ふてぶてしく見えるけど、切れ者らしい動きや新人記者への思いやりなど、しっかりと魅力のあるキャラクターになってました。登場シーンで見せた茶目っ気のあるキャラはその後にはほとんど出なかったけど、そういう雰囲気の映画じゃないですもんね。結局そのお茶目キャラは必要なかったんじゃ・・・? 軍事企業の裏側など危険な香りのする事件の真相をあばくために、人脈を駆使して捜査を進めていくのは頼れる感じでカッコいいんですが、暗殺者みたいな人にまで遭遇するシーンにはドキドキです。ラッセル・クロウだし当然アクションになるようなつもりで観てたんですが、そういえば彼は新聞記者なんですよねー。銃なんか持ってないんですよ。これはマズいぞってことに気付いてハラハラしちゃいました。(見方がちょっと間違ってますね・・) そして、正義に燃える若手政治家役はベン・アフレック。悪に立ち向かう知的な姿は意外と悪くないんですが、いつからか私個人はこの人があまり好きでなくなってまして・・。何の影響なのか謎なんですが、とにかく観る度に『顔がダサい』という理不尽な評価がつい浮かんでしまうんです。そのせいで、どんなにいい役を巧く演じてくれても、どうも良くみえなくて・・・。もう相性が悪いってことで片付けた方がよさそうです。 新聞社の編集長はヘレン・ミレン。この人も何気に好きなんですよぉ・・。スパっとした物言いがカッコ良かったり、上からの圧力と記者たちとの板挟みのようなピリピリ感とかとてもハマり役でしたが、イマイチ見せ場がなかったのが残念でした。 やる気満々の新人記者のレイチェル・マクアダムスは可愛らしかったですけど、実は'78年生まれだそうで30過ぎということにビックリ。新人記者らしいフレッシュな雰囲気はよく出てましたし、"新人"というキャラにありがちな、大失敗をやらかして・・・みたいなエピソードが無かったことが、この映画の好感度を上げてくれてました。 話は黒人少年が夜の街を走り回り、車にはねられたりしながら暗い路地裏に逃げ込むという凄いスピード感のあるシーンから始まります。これで一気に引き込まれたまま、最後まで集中して楽しめたんですが、実は先日テレビの故障中に小さい画面で観ようとして諦めたのがこれ。凄い早さで何かが起きてるけど見えなかったんですよね。ある程度の大きさの画面で観ることをおススメします^^; |