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- 2023.12.07 Thursday
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アクションじゃなくてもいいんだけどな ◆ アイランド(The Island)2005年 監督:マイケイ・ベイ
ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソン主演のSFサスペンス/アクション作品です。 で、これは「あれ」の話だって言っていいんでしたっけね・・・。DVDのパッケージには一応書いてないので言わない方がいいんでしょうか。一応例のキーワードは出さずにいっときます。 2019年が舞台です。元々もっと未来の話だったものを、現実の技術の進歩を見て近い未来に変更したというような話を聞いた覚えもありますが、それでもやっぱり現実にはなりそうにない系統のSFサスペンスですね。 まずは汚染された外界から完全に遮断された安全なコミュニティ施設での人々の暮らしが描かれます。一人一人にタグが付けられ、睡眠中の状態や排泄物から個々の体調が診断され、口に入れるものを制限されるなど完全に管理され、与えられた仕事をこなし、娯楽も限られている単調な毎日。男女の密接な接触も禁止。ちょっとひそひそ話なんかすればすぐ「そこ!離れて!」と注意されるという徹底ぶり。いったいなんのコミュニティなんだ??という感じなんですが、これには訳がありまして・・という話です。 全てが人工的で味気ない空間・・・なんというか、一昔前の未来のイメージみたいな?(笑)、そして支給される服も全て真っ白のジャージ。しかしユアン・マクレガーにこの白の衣裳はマズいですねー。膨張感がとっても残念(実際に膨張してるという説は無視・・笑)。しかし、好奇心旺盛で(他の人に比べて)賢い感じや後半の無垢な感じもなかなか悪くないですよ。けど、個人的には『もう一人のユアン』がお気に入りで、彼が見たくて観る映画になってたり。そっちの彼は素敵なんですよねー、と言っても見た目の話ですけど・・。キャラとしては、ある事態を目の当たりにしてどういう行動に出るかというところなんですが、まぁ人としてナチュラルな考え方だとは思いました。ただ、もちろんそこに倫理的な問題があるので、もしも技術的に可能となっても現実になることはないんだろうと思うわけですけど。ま、そんなことよりも『もう一人』の方だけアクセントがスコティッシュという芸の細かさがナイスです。 それと、もう一人目当てが。施設のスタッフという、住人たちを厳しく管理しなければならない立場ながら、リンカーンと友達関係にあるスティーヴ・ブシェミ。これもハマり役ですよねー!ベイ監督はアドリブで演技するように言うことがあるそうですが、彼の役は全部ブシェミ自身なんじゃないかと思えるほど。とてもユーモラスでいい味が出ていますよね。 ストーリー前半は(知らなければ)衝撃の展開もありながらも多少地味さも感じる雰囲気なんですが、中盤にはガッツリ本格的なアクションが登場します。でも話の展開上ここでやられるわけがないしぃ・・なんて思っちゃって、個人的にはハラハラドキドキすることは全くなく安心して観てましたが、しかしここまで思いっきりアクションしちゃいます??な感じのとにかく派手派手なチェイスシーンは、アクション好きの方にもアピール出来たでしょう。個人的にはそんなにしなくていいよって感想ですけど^^ もしかしたら近い将来こんなことが起きるかも、といった製作側の意図した恐怖はハナから考えもしませんでしたし、結末が特に面白いわけでもないんですが、SFを見慣れていない私には充分な異空間と、2種類のユアンを楽しめるという点で結構好きな映画です。ewan |