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    【パリで一緒に】(1963年)

    パロディ探しを楽しんでー
    ◆パリで一緒に(Paris-When It Sizzles)1963年
    監督:リチャード・クワイン 
    巴里祭直前のパリ。脚本家に雇われてエッフェル塔が見えるホテルの部屋へ向かったタイピストのガブリエル(オードリー・ヘプバーン)。彼女がそこで目にしたのは、ウォッカ を飲んでまどろんでいたアメリカ人脚本家のベンソン(ウィリアム・ホールデン)。締め切りは 2日後だというのに脚本はいまだ白紙。タイピストを迎えてようやく、タイトルだけは「エッフェル塔を盗んだ娘」と決まっている脚本を口述し始めるが・・・

    ヘプバーンとホールデンによる、ジュリアン・デュヴィヴィエの「アンリエットの巴里祭」(1954年)を下敷きにしたドタバタコメディ。脚本家(ホールデン)がタイピスト(ヘプバーン)からインスパイアされながら作っていく話が劇中劇となるという、少し変わったお話ですね。パロディが色々盛り込まれた遊び心満載の作品です。


    パリへ来て2年というガブリエルは、俳優と付き合い、脚本家のタイピストを務め映画の勉強をしつつ、人生を楽しむために暮らしているという女の子。この役のヘプバーンは、表情をくるくる変えつつハッピーな雰囲気を全身から発して本当に可愛らしく演じています。ガブリエルは自由を十分満喫している自分の感覚以上に自由奔放でいい加減なベンソンに驚き、彼の話を楽しみ、脚本にワクワクし、その登場人物を好きになったり、ベンソンにも魅力を感じたり・・その表情が全て愛らしくてたまりません。この時ホールデンはヘプバーンに夢中だったということですが、その気持ちが本当によく解りますよ。この当時彼女は34歳ですが、とてもそうは見えませんし。

    そのベンソンは、決して若いという見た目でも雰囲気でもありませんが、やはりカッコいい人ですし話す内容もとても面白いので、観ているとついつい惹かれてしまうんですよねー。その彼が話す内容ってのは、映画の勉強に興味のあるガブリエルのための脚本家のノウハウ的なもので、なかなか興味深いんです。話の組み立て方だったり、見せ方の技法だったり、「フランケンシュタイン」と「マイ・フェア・レディ」の共通点についてだったり・・・。ここで私はディゾルブという言葉を覚えました。今日までそんな言葉を使う機会なんか一度もありませんが。(笑)

    劇中劇に登場するヒロインの『トニー・カーティス似の』彼氏として、トニー・カーティスが出演していますが、彼も面白いですよねー。『滑稽なほど自己陶酔している男』などを絶妙な可笑しさで演じてらっしゃいます。プリンっとしたお尻が妙に可愛いところにも釘付けでした。あまりよく知りませんが二枚目系の俳優さんかな?と思うんですけど、ここでのカーティスはそんな存在ではありません。ベンソンは、ガブリエルが巴里祭を一緒に過ごす予定の彼をモデルにした登場人物を作り、脚本の中でコケにしちゃってます。そんな大人げないベンソンがまた可愛かったり。

    ストーリーとしては、作っていく話の書き直しを繰り返す分、あっちこっちしてまとまりは無いんですが、一応ベンソンの始めの説明通りの王道な(と思われる)組み立て方をしていってるからか、そんなに観にくくないし結構テンポも良いように感じるので、いつも楽しく観れています。ストーリーの面白さを重視してしまうタイプの方には少し退屈かもしれませんが、私的にはそこじゃないので全然問題なし^^
    マレーネ・ディートリッヒやメル・ファラーのカメオ出演も要注目です。
    「アンリエットの巴里祭」は未見ですが、これの元らしいのでいつか観てみたいなと思っています。audrey










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