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- 2023.12.07 Thursday
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滑稽な人々を笑おう ◆バーン・アフター・リーディング(Burn After Reading)2008年 監督、脚本:イーサン&ジョエル・コーエン 忘れ物のヤバいCD-ROMが筋肉バカの能天気男と、整形手術費用が欲しくてしょーがない女の手に渡ったばかりに、訳のわからない大騒動に発展してしまうという思い切りコーエン兄弟印のブラック・コメディです。 苦手なんだよなー、ジョン・マルコビッチ^^; あの神経質そうな佇まいがちょっとね・・・。本作ではやたら短気ないや〜な感じの役で、更に苦手度アップ(笑) その妻役のティルダ・スウィントンも、夫に愛想をつかしているけどどう見ても夫と大して違わない女性。いや、もっと酷く見える。ティルダもこんなクドクドと嫌味を言ったり、冷たく睨んだりする役がハマるんですよねー。でも彼女の場合は、顔が好みなので全然問題なしです(笑) そんなティルダとのダブル不倫を楽しむジョージ・クルーニーはいいですねー。妻の出張中には出会い系サイトで遊びまくるエロオヤジ。さすが!いい年して妙にチャラい上に小心者という役が面白いっす。 そして目当てだったフランシス・マクドーマンド。期待通りの強烈キャラが最高!CD-ROMを持ち主に返して謝礼金をせしめようぜー!なんて浅はかな計画に乗って、マヌケなブラピをリードする姿も面白い。彼女に密かに想いを寄せるジムの支配人リチャード・ジェンキンスとのやりとりも笑えます。しかし、主要登場人物たちがことごとく自己中心的な中で、ジェンキンスの想い人への純粋な"気持ち"にはちょっとキュンとしちゃいましたよ。ところでマクドーマンドの整形外科医との全身整形の打ち合わせ場面は、ご本人の身体なんでしょうかねー? 話は、CIAの上官も「クソややこしい話」と言うほど、いろんな人達がこんがらがった状態になってます。が、観てる分には特に難しいわけじゃないので大丈夫。ただCIAとしては事態をなんとか収めなきゃならないので、かなり大変そう。そのややこしさに翻弄されるCIAが面白ポイントってわけです。展開が速い割りにちょっとテンポが悪いのが難点ですが、そこは今に始まったことじゃない気がするので諦めた方がいいんでしょうね。 思いがけず良かったのはブラッド・ピット!ぶっ飛んだアホキャラでした。以前どこかに書いたけど、ブラピはやっぱりカッコいい役じゃない方がいいんですよ。こういう役こそ彼の魅力が一番発揮されると思いますね。この作品中も、彼の出てる場面は楽しくてしょーがない。「オズボーン・コックス」って言葉を聞くだけで笑いが止まらなくなってます。(今ここに書いただけでも笑ってます)ブラピだけ目当てで観てもいいんじゃないかな。 |