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- 2023.12.07 Thursday
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元プレイボーイ??? ◆ブロークン・フラワーズ(Broken Flowers)2005年 監督、脚本:ジム・ジャームッシュ
随分ゆったりした雰囲気の映画で、下手すると退屈でしょーがないってことになったかもしれないな・・なんて思ったりしたんですが、幸い最後まで退屈ってことはありませんでした。この『謎』に興味を持てたし、オープニングクレジットでなかなか錚々たる女優陣が出演していると判ったので、順番に登場する彼女たちを楽しみにしながら観れたということもありましたね。 実は私はビル・マーレイにあまり免疫がないんですが、この方はこういう人なんですか?この無表情キャラに慣れるまでに少し時間がかかったんですが、このつかみどころの無い感じは独特でいいですねー。しかし、この人が元プレイボーイって・・・哀愁漂うおじさんですよ?全く想像できないじゃないですか。突然実は自分に息子がいたと知らされ、どうやら呆然となってるようだけど、実際どう考えているのか・・。親友で隣人のウィンストンが、イヤがるドンを無視してとにかく強引に謎の手紙の差出人を突き止めようとすると、「やめてくれ」とか「手紙は燃やした」とか言って気乗りしないそぶりをするものの、結局ちゃんと協力するんですよね。それをちゃんと理解してて、拒否を無視して調査を進めてくれる親友ってのがいいじゃないですかー。その信頼関係に感激しちゃいましたし、ウケました(笑) その親友役はジェフリー・ライト。私には「バスキア」のイメージしかなかったんですが、ちょっと見ただけでは彼だと判らないですね。多分これだよな・・・ と思いながら顔を注意深く見ていて、たまに出る表情でなんとなく彼だと納得できたほど。確かにあれから10年くらい経ってるけど、こんなに変わるもんかねー? ドンが訪ねて回る元カノたちは豪華女優陣。シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン。中でもティルダ・スウィントンに注目ですよ。出てると知らなければ、彼女だと判らないかも。しかもその姿がいいんですよ。本作以外でのイメージを完全に打ち破るここでの雰囲気は、私の中の彼女の評価を一段階上げましたね。出番は少ないけどかなり印象に残りました。他の女優陣ももちろんそれぞれ好演されてましたけど、私にはティルダが断トツで良かった^^ 旅のお供に、とウィンストンが編集してくれたCDも効果的でした。淡々と運転してるゆるーいシーンを彩る気持ちの良い音楽の数々。エチオピア音楽を中心にジャズ、ソウルまでやっぱりゆるーく流れるんですが、場面によく合ってるしお陰で退屈しません。このサントラは結構いいんじゃないですかね?癒されますよ、きっと。 |