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- 2023.12.07 Thursday
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ハジけてます!ブリティッシュ・ブラック・コメディ! ◆ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式(Death At A Funeral)2007年 監督:フランク・オズ
参列者の到着前、棺が屋敷へ到着するところから始まります。つかみはまぁまぁ。クスっと笑うかどうか程度だったんですが、親戚一同が集まり始めてからが本番です。婚約者の父親に紹介されるということで緊張しまくってたサイモンに、迎えにいった医学生の弟の部屋にあったボトルから安定剤を飲ませたのがトラブルの始まり。葬儀の家へ向かう道中から挙動がおかしくなり、着いた時には完全にまともな大人には見えない状態のサイモン。実は飲んだのは安定剤ではなく幻覚誘発剤。この人の幻覚のせいで葬儀が中断して長引き、その間にいろんなことが起きる隙ができてくるわけですね。しかしラリってる状態の言動が、なぜか完全に子ども。そういう感じなんですかねー?このサイモンの動きが笑いの比重を大きく占めてたように思います。やはりおかしな人とそれに翻弄される人って面白いですね。しかも参列者の中には彼の婚約者マーサに近づこうとしている妙な男までいます。その妙な男を演じていたのは、その昔「トレインスポッティング」のスバッド役だったユエン・ブレムナー!この人キモカワイイ(?)感じが全然変わってません。いい味出してます。 真面目タイプの長男ダニエルを演じたマシュー・マクファディンという人は、私は未見ですが映画「プライドと偏見」に出演されてたようです。ジョン・キューザックの偽物にしか見えなかったんですが(笑)、次々と巻き起こる困難に苦悩しまくり、最終的にはホロっとさせて締めてくれるという長男役にぴったりの地味めな顔が良かったです(褒めてるつもり)。仕事で成功してる弟の方が見た目も良いので更にミジメそうに見えて良かったし(やはり褒めてるつもり)。弟役のルパート・グレイヴスって人はちょっとグッドルッキングですねー。「Vフォー・ヴェンデッタ」に出てたようですが、この映画はチラ観しかしてないので知りません。時々カイル・マクラクランの偽物に見えるなーとか思いながら観てましたが、この人は特にコミカルな役どころじゃなかったけど、兄弟間のドラマで重要な役割を果たしていてカッコよかったです。 葬儀に現れた謎の男(ピーター・ディンクレイジ)というのが重要なキーパーソンです。見た目から謎過ぎる人ですが、「ちょっとお話が・・・」とダニエルに何度も近づく感じはちゃんとした人って雰囲気。しかし、この彼がとんでもない告白をしてくれたお陰で兄弟がパニックに陥り、更にハジけたコントが展開されるわけです。他にも車椅子の伯父さんや病気を過剰に恐れる友人など面白キャラも満載でした^^ ストーリーというストーリーは無かったような気もします・・・うん、ただ『コメディ』。とてもテンポがいいし、最後にはビシっとまとめてくれてるし、楽しく観られて後味も良い面白い映画でした^^ 個人的に出演してると気付いて喜んだのは、幻覚剤の持ち主トロイ役のクリス・マーシャル。「ラヴ・アクチュアリー」で観て(モテまくってやるー!とアメリカへ旅立った人)この子かわいー!と気になったもののそのまま忘れていたんですが、思わぬところで再会できました。ここでは(飲まれた薬が違法なものだったとバレるのを恐れて)サイモンが変なことをしないように見張ったり、薬のボトルを無くしてあたふたしてたり、謎の男の処理に加担したりとそこそこコミカル(笑)に大活躍してたので満足です。他の人と混じってみると彼は意外と長身だと判って急にカッコよく見えちゃったりして、なかなかの収穫でした。 |