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- 2023.12.07 Thursday
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アクションに次ぐアクションがかなり爽快! ◆パリより愛をこめて(From Paris With Love)2010年 監督:ピエール・モレル、原案:リュック・ベッソン
初めてスクリーンで見たジョナサン・リース=マイヤーズは、意外と肌がボロくてショックでしたが(笑)やっぱりカワイくて感激でした。ここでは知的で暴力とは無縁といった感じの常識的な青年という、とにかく乱暴なトラボルタと対照的なキャラ。そのためトラボルタの引き立て役的に見えなくもないんですが、ジョナサンは観客と同じ立場のいわゆる「普通の人」として、私たちと一緒にびっくりしたりドキドキしたりしてました。そう、要はトラボルタの型破りなやり方に振り回されてウキー!ってなる人で、よくあるバディものというわけです。 アメリカからやって来たワックスのパートナーに抜擢されたリースは、早速税関でトラブっている彼を迎えに行きそこで初めて会うわけですが、スキンヘッドにヒゲのマッチョな軍人ルックで役人に悪態をつきまくっている彼に、「なに?この人・・」と唖然とするシーン。実はこれがジョナサンとトラボルタの初対面だったそうです。撮影の前にも全く会わず、エネルギー飲料の持ち込み問題でワックスが捕まっている部屋へ入って初めて、この姿のトラボルタを見たということで。なので、ここでのジョナサンの驚きの顔は彼の素の反応らしいです。ちょっと面白いやり方ですよね^^ トラボルタは、常にスピーディで全く容赦なく乱暴ながら、優秀なエージェントであることもすぐに証明する頭のキレをも見せてくれる見た目とは裏腹にやたらカッコいいキャラでした。トラボルタの役でよく見るようなユーモアを含んだ達者なしゃべりも健在だし。彼は銃撃戦、格闘、カーアクションと様々なスタントのほとんどを自分でなさったそうで、中でもダンスのような美しくスマートな動きでササっと片付ける格闘シーンがカッコよくて、惚れ惚れしましたね。その体格からは身軽で機敏に動くようにはとても見えないんですが、本当にダンスの要領でこなしたそうです。トラボルタはトラボルタってわけですね(笑) そしてその仕事振りに見習い捜査官のリースが面食らってる感じがまたいいんですよ。捜査の全貌が知らされないまま、訳の判らない銃撃戦に巻き込まれたりしてブルブル震えたり。リースはそんな場面に居合わせること自体が初めてなんで当然なんですが、「援護を頼む!」「わかりました!」と後から付いて行くものの全く役に立ってないところも可愛くて、見ててついニヤニヤしちゃう。本部に電話して「僕、ずっと花瓶持たされてるんすよぉー」と泣き言を言うところも可愛いし。 ワックスはワックスで援護を頼みはするけど、結局それは特に必要無く片付けていくのもカッコいいし、気持ちいい!あまりの超人的な活躍ぶりにサメてしまいそうなものなんですが、彼の場合はそれが全然大丈夫で。あの出で立ちのお陰でしょうね。ホントに不死身に見えるんですよ(笑) 階上でワックスがじゃんじゃん敵を倒して、螺旋階段の真ん中に(死体を?)ガンガン落としてくるのを、後を追うリースが目の当たりにしてビクビクしながらも、ちょこーっとずつ慣れて来てる風な演技がとても巧くて感激したし、姿は見えないけどワックスが上で次々と敵をなぎ倒してるらしい感じも妙に面白くて好きでした。 ストーリーは多少説明不足もあるように感じましたが、そんなことがどうでもよくなる程の痛快で迫力のアクションの連続を楽しめて、リースの頭脳も活躍できる謎もありつつ、グっとくる悲しい場面も盛りこまれたなかなか素晴らしいエンターテイメント作品でした。 多分名前も無かったような気もするけど、超絶テクなドライバーのキャラが何気に良かったです。それと「パルプ・フィクション」ネタもナイスです。meyers |