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- 2023.12.07 Thursday
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ムチムチの34歳でも愛らしさは全開です ◆恋をしましょう(Let's Make Love)1960年 監督:ジョージ・キューカー
それまでは金で女を虜にしては使い捨ててきた億万長者のクレマンが、一目惚れしたアマンダが金持ちを軽蔑していると知ったために、金に頼らずに自らの魅力で彼女をモノにしようと色々考えるところが面白いです。会社ではたくさんの部下を使い、様々な外国語も操る社長として自信満々で堂々としている彼が・・ププッ!すっかりヘボくなって小娘に振り回されてるんですよ。可愛いじゃないですか。まぁ、金に頼らず・・・とは言ったものの、貢ぎはしなくても結局別の使い方で頼ってるんですが、その一つがプロにギャグを習うってこと。クレマンにギャグを指導するために呼ばれたミルトン・バール。ミスター・テレビジョンと呼ばれたスターらしいんですが、これで見たほかに見たことはありませんでした。映画にも色々出てらっしゃるようなんですが・・・。ところが先日、「ビバリーヒルズ青春白書」を観てたら出ていたんですよ、1回限りでしたが。老人介護施設で暮らすボケたおじいちゃん役で、お調子者のスティーヴ・サンダースとふれあってのちょっと感動的な話で。コメディアンらしく口の達者なおじいちゃんというなかなかいい役でしたよ。 で、ここでのマリリン。劇団で活躍しながら夜学に通う高校生役です。衣装によってはちょっとブヨっとした感じが気になるお年頃なんですけどね。棒を伝って天井から降りてくる脚から、というなかなかセクシーな登場です。コール・ポーターの「私の心はパパのもの」を歌いながらくねくねと踊ってます。いつ聴いても彼女は歌は不思議な魅力がありますよねー。凄く巧いわけじゃないけど(でも音を外すようなことはないです)、とろけるような甘ーくてキュートな歌声。観終わった後はつい真似してみちゃう。踊りも巧いわけじゃないんですよね。キレなんか全く無いし、場合によってはちょっと遅れてるように見えることすらある。だけどぉー、これもまた不思議な魅力があるんですよ。しなやかさというか、柔らかさというか、観てるとうらやましくなってしまう可愛らしさがあるんですよ、彼女の動きには。天性のセックス・シンボルなんでしょうねー。 しかしいつ観ても私は実は、イヴ・モンタンのいかにもスケベオヤジな顔が結構嫌いなんですよ・・。あの目つきといい口元といい、あんまり近くで見たくないって感じなんですよね、余計なお世話ですけど。どちらかというとクレマンの顧問弁護士役のウィルフリッド・ハイド=ホワイトが好きです。白髪のおじいちゃんなんですが、クレマンのお目付け役としてビシっと厳しい感じもありつつ、クレマンにとって優しくて頼れる伯父さん的な雰囲気とか、いかにも英国紳士って感じのところも。彼はのちのヘプバーンの「マイ・フェア・レディ」でピカリング大佐として、やはり素敵な紳士を演じてらっしゃいました。 全体を通してショーのリハーサルシーンも多いので、素敵な楽曲も色々聴ける楽しい作品ですが、マリリンが白目をむいてへにゃへにゃへにゃ・・・となっちゃうところだけ、ちょっとイヤ>< |