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    【悪女】(2004年)

    カッコいい生き方だと思う
    ◆ 悪女(Vanity Fair)2004年 監督:ミーラー・ナーイル
    19世紀イギリス。貧しい画家の娘として生まれたベッキー・シャープ(リース・ウィザースプーン)は幼くして孤児になるが、ある時クローリー卿宅で娘たちの家庭教師 となったことを機に、上流社会進出に乗り出していく。ロンドンへ進出し、機知と美貌を武器に男を次々を手玉に取っていき、ついに権力者ステイン侯爵 (ガブリエル・バーン)という強力な後ろ盾を得て社交界の花形となるのだが・・・
    ウィリアム・メイクピース・サッカレーの「虚栄の市」を映画化した文芸ドラマです。もちろん私はジョナサン・リース=マイヤーズの出演作だから、ということでDVDの発売を知ったと同時に予約して買いました。その時点では内容はよく知らずにジャケ写真を見て私好みっぽい!とワクワクしたものです。いったいどんな悪女が出て来るのか楽しみでした。

    結論から言うと、この「悪女」とされたヒロイン、ベッキー・シャープという女性はいわゆる「悪女」には映りませんでした。上流階級への憧れが強い野心家で、美貌や様々な役立つ才能は生まれ持ってはいたものの、彼女自身の努力もあって上り詰めることが出来た女性。しかし、厳しい階級社会における生まれながらの上流階級たちの嫉妬まじりの噂の的となって「悪女」のレッテルが貼られてしまったわけです。そんな強くたくましい女性を、ラヴコメで活躍するイメージが強いリース・ウィザースプーンがキリリと演じてます。美貌を武器にする女性の役のわりに、失礼ながらそれほど美人とは言えない彼女ですが、高飛車な上流階級の中で賢く立ち回る姿がカッコよくて憧れちゃいました。

    目当てのジョナサン・リース=マイヤーズは、酷く感じの悪い人物役でした。気位ばかりが高くとにかく爵位が欲しいというお金持ちの息子で、自分の婚約者の親友にもかかわらず家庭教師という立場だったベッキーを見下しバカにするジョージ・オズボーン。軍人なのでそれらしい衣裳のキリっとした、見た目カッコよさそうな人なんですけど・・。同じ軍人でオズボーンの婚約者に密かに思いを寄せるドビンという一見弱そうな、しかし穏やかで思いやりのあるとっても素敵な人の方が断然気持ちが行っちゃうんだよな・・・。それがなんと リス・エヴァンス。大ヒット映画「ノッティングヒルの恋人」でヒュー・グラントのクレイジー系な同居人として有名になり、「ヒューマンネイチュア」で原始人みたいな役をやってた彼です。落差が凄い!「ノッティングヒル〜」のイメージしかなかった私には違和感だらけだったんですけど、そこはこのドビンの人柄でなんとかだんだん魅力的に見えるようになりました。

    ガブリエル・バーンは、侯爵としての威厳もありながらちょっとミステリアスな感じでいつもちらっと出て来るのがカッコいいなーと思ったんですが、後半ヒロインのベッキーと深く関わって来るにつれて妙に面白くない人物になってたのが残念でした。ベッキーとの過去のエピソードはいい感じだったのにな。
    ベッキーの夫となったお坊ちゃまを演じたジェームズ・ピュアフォイという俳優さんも軍人な衣裳がよく似合ってましたし、貴族の中の異端児的なキャラがカッコいい素敵な人でしたが、テレビが中心の方みたいですね「ROCK YOU!」や「バイオハザード」には出てたみたいですが。なかなかいい男です^^

    全体にやはりこういう時代の上流階級の話なので、衣裳や装飾品、 屋敷の内装など華やかな美しい映像がたっぷり楽しめますし、やっぱりジョナサン・リース=マイヤーズの美しさも必見です。邦題のせいで下品なものを想像させる分ずいぶん損してる映画ですが、「悪女」という言葉からの先入観を捨てて観た方が絶対いいですよ。

    DVDには特典としてもう一つの結末が収録されていました。実はそちらの方が断然しっくりくるエンディングだったように思います。本編の結末が明らかに不自然にハッピーエンドをくっつけてあったのを考えると、映画会社の意向で結末を曲げられたのかな?なんて思いました。多少ジメっとしてもあんな妙なエンディングにするのはやめて欲しかったですね。ifansmeyers







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